本書は2001年(平成13年)に初版発行された"大学講義 技術者の倫理 入門"の第五版である。技術士杉本泰治先生のお考えに沿って執筆された名著の一部に協力することを求められ少ないページではあるが森山哲も執筆した。本書は杉本先生の不朽の書である。
技術者倫理に関しての名著であることは疑いもない。手にとって読まれることをお薦めしたい。
===========丸善のホームページから==================
日常の生活や業務において倫理的な問題が発生したとき、通常は、記憶の中からの予測が無意識のうちに働きます。 技術者が倫理的問題に対処するときに必要なことを簡単な「イメージ」に収め、それが無意識に動くようにできれば、望ましい行動に結びつきます。本書では、倫理のさまざまな側面について、多様な事例を取り上げながら、社会的条件や組織と個人の関係における日本の実情をふまえて解説します。技術者の資格、法と倫理の関係、説明責任、内部告発、自然環境と持続可能な開発、技術者の財産的基礎、国際関係など、著者らの実務経験に照らした解説により、実践的な知識が身に付きます。
■目次 第1章 モラルへのとびら 第2章 技術者と倫理 第3章 組織のなかの個人の役割 第4章 組織上の人間関係 第5章 倫理実行の手法 第6章 技術者のアイデンティティ 第7章 技術者の資格 第8章 事故責任の法の仕組み 第9章 法的責任とモラル責任 第10章 コンプライアンスと規制行政 第11章 説明責任 第12章 警笛鳴らし(または内部告発) 第13章 環境と技術者 第14章 技術者の財産的権利 第15章 技術者の国際関係
|